由布院への旅

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12月4日から6日まで、観光協会の視察研修旅行にギャラリー散歩の会から、5名参加させていだだきました。
由布院の観光の活性化リーダーの玉の湯会長の溝口薫平さん、亀の井社長の中谷健太郎さんのビックなお二人の40年前からの由布院の街づくりのお話を間近で聞かせていただき、感動で胸がいっぱいになりました。
憧れの由布院温泉から、黒川温泉、そして最後は別府温泉と、いろんなカタチの温泉めぐり。ギャラリーとしては、温泉そのものよりも温泉に位置づける街並みをそれぞれに比べたりすることで、山中温泉にどう生かせるか!!そんな思いも含めて一人の観光客としていろいろ歩かせてもらいました
そこで感じたことや思いなどを記してみたいと思います。






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初日は由布院、ここは7年前に主人と来たことがありました。時期的にもおなじ12月だったからかもしれませんが比べるとさほど変わっていないように感じる風景に安心しました。この安心感ってどこからくるのだろう・・・
二時間の短い時間の町散策でしたが、早歩きで町を歩き回り店の景観や雰囲気を見て回りまわり、ひとつ感じたことがありました。もちろんお店の景観や雰囲気も大切ですが一番印象に残るのは、やはり、お店の人の印象です。
私はお店の雰囲気を撮りたくて、店員さんに「お店の雰囲気を撮りたいのですがいいでしょうか?」と聞きました。そう言うか言わない間に「カメラはやめてください!!」と強く言われました。同じ断りの言葉でも、もっと言い方があるだろうになぁとちょっと寂しく思いました。もうひとつの店でも同じことを聞きました。
「いいですよ~、どんどん撮って宣伝してください」との意外な返事にとても嬉しい気持ちになり、そして何枚か撮らせてもらいました。おまけにお買い物までしてしまいました。たったこれだけのことなのに、不思議と気持ちが変わってしまのですね~。私は由布院と聞くとあのお店の店員さんの優しい一言を思い出すでしょう。


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                            亀の井社長 中谷健太郎さん 語る
                      
また、ある美術館で中を見させてもらい、コーヒーを飲んで帰るときに、そこのご主人が帰り際に「今夜は冷えますので温かくしてくださいね!」と優しく声をかけてくださいました。
そんなさりげない言葉が見知らぬ土地にきた観光客にはとても嬉しいのだと強く感じました。うちもギャラリーをしていて常にお客様に接している上で、とても大切なことを学ばさせてもらったような気がします。

斉藤ひとりという人の著書の中に「観光とは光りを観ると書きます。人は光ってるところに集まるのです」とあります。いろんなお店、ギャラリー、旅館、やはり、流行ってるお店はどこかが輝いている。そして
観光とは、たとえ泊まる宿が高級でも、料理が美味しくても、美しい景色をみても結局はどれだけ素敵な人に出会ったかで決まるといっても・・・いいのではないでしょうか。人との会話、コミニュケーションの大切さを感じます。
そうして、この「人」こそが人気の観光地を作っていくことだと思います。
そんな人が優しければ観光も伸びてくるのではないでしょうか。売りさえすれば何でもいい!商業主義でなく買う人がなんか得したな~と思ってもらえるような売り方、また笑顔での応対が人を呼ぶのだと思います。実際に、このようなことはいろんな冊子にも書いてあることですが、自分があらためて実感したことでした。
それから、地域づくりのひとつになるかわかりませんが、旅館で使われている器は、地元のクラフトショップで
作られているものが多かったことです。伝統ある山中漆器を地場産業にもっている山中温泉もしつこいくらい使ってもいいのではないかと思いました。
もうひとつ由布院で感じたことは自然がいっぱいあったこと。山や川や田んぼ。どこにでもある風景、これは40年前に溝口薫平さんや中谷健太郎さんの話を聞き、大変なご苦労があり、紆余曲折を経て今の由布院があるのだということを感じました。それを支えてきた地元の人の由布院に対する想いも素晴らしいものだと思います。
それを考えたとき、私を含め町の人たちはどれだけふるさとのことを思っているだろう。ぬるま湯にどっぷりつかってはいないだろうか。由布院の少し町外れは田園風景が広がって私の生まれ育った菅谷町とさほど変わりませんでした。帰ってから、あらためて周りの景色を見回しました。何十年もすんでいてあらためてこの何気ない風景に自然の偉大さや新鮮さを実感しました。その自然を生かした地域づくりや街づくりができたらどんなに素晴らしいだろうな・・・と思いました。


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黒川温泉も初めていきました。HPで見るよりもこじんまりした山間の温泉町で「入湯手形」で外湯めぐりができました。この時ばかりは、湯めぐりに一生懸命で街並みを視察どころではなかったです。もう少し時間があったら良かったですが考えてみると、一観光客として見た場合湯めぐりに一生懸命になると、お土産は疎かになるということでしょうか。最後に別府温泉ですが、街並みを見ることはできませんでしたが、由布院、黒川温泉からみるとすごい都会に感じてしまって圧倒された感じがしましたが、オンパクやナイトツアーやゆうぐれ散策など 別府八湯の特色を生かしたイベントや企画をいろいろ考えておられて、またギャラリー散歩の会の企画にも参考になったところがあったかなと思います。

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私の好きな言葉に、「一期一会」があります。
旅の思い出は初めて見る景色に出会い、器や物との出会い、そして何よりも「人との出会い」
もしかしたら一生出会わなかった人かもしれません。
今回の旅行ではいろんな人との出会いを通じ素晴らしい話を聞かせてもらいました。
ほとんどの人は心や身体を癒すために温泉に行きます。私達は居ながらにして文化や伝統ある山中温泉にどっぷりつかっています。その恵みすら当たり前のことと感じていました。こうして山中温泉をあらためてみたときに、なんて山中温泉って素晴らしいんだろう。四季折々の景色が美しく街並みも整備され、自然がいっぱいあって!こんな素晴らしい山中温泉にたくさんの人が来てほしい
そのためには、人もよくならなければ人は集まらない。自分たちが今出来ることを個々に考えていきたいと思います
観光客があってこそ、この町もよくなって大きくなっていくのだと思うし、旅館と商店が力を取り合って山中温泉を真剣に考えていく必要があると思います。今回、こうして貴重な視察研修旅行に参加させていただいたこと、そして、旅館の若い未来ある人達と交流できたこととてもいい体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。
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by asataka214 | 2006-12-12 21:33 |